MIRI 15AIIの問題と対策

イビデン産業のシングルボードコンピュータ、MIRI 15AIIでDRAMを動かそうとすると、問題が3つあり、そのうちのふたつに解決方法が用意されている。ひとつ、簡単に解決できない問題が残るが、なりふりかまわなければどうにかできる。
第1の問題は、システムクロックが6MHzとなっていて、古い時代のDRAMには速すぎることだ。これは、ジャンパピンを差し替え、クロックを外部から与えて解決する。ぼくは、外部に2.4576MHzの水晶発振器を取り付けた。この中途半端な周波数は、繰り返し2で割っていくといずれ通信速度のボーレートが現れる。システムクロックをCTCで割って通信用クロックにも流用しようと思ったら、こういう周波数でなければならない。
第2の問題は、MIRI 15AIIのソケットに取り付ける32KバイトのROMとはじめから取り付けられている32KバイトのSRAMで接続可能なメモリのアドレスがいっぱいになっていて、もうDRAMを取り付ける余地がないことだ。幸い、MIRI 15AIIはOPT0端子の信号ではじめから取り付けられているSRAMを無効にできる。PIOでこの端子を制御し、SRAMとDRAMを切り替えることにした。
第3の問題は、Z80の#RFSH信号がMIRI 15AIIの端子に引き出されていないことだ。数あるシングルボードコンピュータの中からMIRI 15AIIを選んだのはZ80の#RFSH端子にDRAMのリフレッシュのタイミングを指示してもらうためなのに、それが引き出されていないのでは何の意味もない。これまでにやったことをすべてチャラにしてはじめから検討しなおそうかと思ったときひらめいた。MIRI 15AIIには使っていない端子が1本あり、ここへ手配線で引き出せばいい。
CTCだのPIOだのZ80だのといっているが、これらの実体はTMPZ84C015というひとつのフラットパッケージのチップで、端子が100本、狭い間隔で並んでいる。そのうちの1本から電線を引き出して端子につなぐのは至難の業だったが、何とかやり遂げた。もう一度やれといわれたら断る。何はともあれ、こうしてDRAMボードを動かしてみるためのコンピュータが出来上がった。細部がわからないかもしれないが、いちおう回路図を掲載しておく。
sbcmiri15a2

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