2716ライターできたかも

書き込み動作がイマイチの2716ライターは、最悪、2532JLライターに改造することを覚悟して、とりあえず今できる精一杯の改良を加えてみる。まずステップアップコンバータのスイッチング周波数を46.9kHzから187.5kHz(なぜか実測が375.1kHz)へあげて出力電流の増強を図る。スイッチング周波数はPIC18F4550のPWMで出力しており、ファームウェアの変更で対応できる。だったらはじめからそうしておけって話だが、周波数を上げると分解能が下がり、出力電圧の調整が1024段階から256段階へ落ちる。つまり、書込み電圧の正確さを犠牲にして出力電流を増強したというわけ。

もうひとつ、ステップアップコンバータに安全装置を付ける。これもファームウェアの変更で対応できる。もし過剰な電流が流れるとPWMのデューティ比が極端に大きくなるので、ある一定の大きさにいたったときシャットダウンして2本のLEDを同時に点滅させる。これは、はじめからそうしておけといわれたら確かにそのとおりだと思う。ファームウェアはまだ開発段階にあり、いずれにしろ全部の機能を実装できないが、どんな機能から実装していくか優先順位を正しく判断するべきだった。

安全装置は付けたものの安全装置の動作確認をする度胸がない。念のためゼロプレッシャソケットのVppとGNDの間に820Ω/2Wのセメント抵抗を付けて書き込み電圧を加え続けてみる。たかが30mAにセメント抵抗は大げさに思えるが、5Vの30mAと25Vの30mAは大違いで、普通の1/4Wの抵抗だと焼き切れる。結果、電圧はぴったり25V、スイッチングのデューティ比は38.5%、30秒たつとセメント抵抗が熱をもつが、スイッチング用FETはクールなまま。なかなかいい感じ。

未使用の2716(といっても中古だが)を取り付け、最後のアドレス0x7ffにデータ0x55を書き込んでみる。0x55はぼくのラッキーナンバー。Go! Go!と語感が似ているし、ビットが01010101になるため書込みの確認に向いている。読み出して前のほうのアドレスに0xffが並んでいるのを末尾までスクロールすると、おおう、トリに悠然と(個人の感想です)0x55が現れた。その後いろいろな動作確認を経てすべて正常。はじめうまくいかなかったのはどうやら書込み電圧の出力電流が足りなかっただけ。さらに、試行錯誤の段階で2716が壊れ、異常に発熱していたらしい(この点については本当かどうかもう少し検証してみたい)。

ということで、回路図を下に示す。
※2012/7/4追記:書き込み中に安全装置が働きました。この回路図は参考にとどめてください。
Writer16回路図(PDF)

そして2716ライターを真上から見たところ。電線の配線はすべてユニバーサル基板の部品面で引き回し、裏面は錫メッキ線(というか部品の脚を曲げたやつ)しかない。この比較的簡素な配線で、部品を整然と並べ、なおかつ回路の全体を95mm×72mmにおさめる。いきあたりばったりだとこうはいかない。ただ頑張ればいいというものでもない。回路図を書き上げた時点でそれが動くと信じて取り組む人のよさがなければ頑張るにも頑張れない。もう走れメロスの世界観だ。

今後はより多くの安全対策を施し、またパソコンの側で動かす書き込み用アプリケーションの機能と外観を整え、このブログで公開しようと考えている。

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