温湿度計シールド

湿度センサHS15Pを使って温湿度計シールドを作った。外観を下に示す。温度計は湿度計の値を温度補償する目的でついでに付けた機能であり、誰が作ってもうまく働くので言及しない。一方のHS15Pは取り扱いの難しさで知られる。正直な方法でちゃんと動かしたe電子工房さんの回路はネットの世界で拍手喝采を浴びた。簡単な回路で動かした須田都さんはヒーローの扱いである。ぼくも一旗上げられたら嬉しいのでこの戦いに参戦してみようと思う。

e電子工房さんの回路は湿度を電圧で表現してADコンバータで読む方式。温度補償や対数補正を回路でやる。ぼくは湿度を時間で表現し、カウンタで読む方式をとった。これだと対数補正がいらないし(湿度を時間に変換すると自動的に対数補正される)、計算で温度補償できる。実は須田都さんの方式と基本的な原理が同じなのだが、須田さんは決まった時間に上昇する電圧のほうを読んでいる。決まった電圧に達する時間のほうを読むことにすれば、安価なタイマ555でHS15Pを制御できる。回路図を下に示す。

温湿度計シールドの回路図-Weather_sch

555のパルス列がピン5に入り、pulseIn関数で時間を読む。その値が湿度と相関をもつ。この回路の利点はふたつある。第1に回路が簡単なこと、第2に湿度と時間の関係を計算で推測できて実測がいらないこと。ただし、計算で得た湿度はHS15Pをはじめすべての部品がデータシートの標準値にあると仮定しており、本当の湿度かどうかわからない。LCD w/SWシールドを乗せて動かしてみた感じを下に示す。もっともらしい湿度が表示されている。

さて、このブログは本来、1970年代のCPUと技術を語るところなのだが、いまは仕事が書き入れ時でそれどころではないため、かわりに仕事の成果を発表している。クライアントの依頼で製作したものを納品前に発表するのは道義的にどうかと思うが、納品してから発表すると「オレの回路をパクった」とかいう人が現れて取引がぐだぐだになる。どうせオープンソースの製作物なので、開発過程を公開しておいたほうが無難だと思っている。はい、これはクライアントさん向けの説明です。

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