Z80とPIC18F47Q43で動く挑戦的なコンピュータEMUZ80が完成した。設計の目標は、できるだけ少数の安価な部品と簡素なソフトウェアで動かすこと。CPU以外のICが1個だけなので部品はもう減らない。Z80はジャンクが格安だしPIC18F47Q43も40ピンで最低の価格帯。ソフトウェアはあとでどうにかする、ってことで目標は完全に達成された。

納得のいく設計ができて試作機がうまく動いたらプリント基板を頒布してお祭り騒ぎをするのが恒例だ。その先に起きるかもしれない、ふたつの出来事に、いま期待を膨らませている。第1に、噂話でZ80を知っている人が実物を動かす面白さも知ってくれること。第2に、どこからか凄腕の週末プログラマが現れてソフトウェアを改善してくれること。
EMUZ80技術資料-emuz80_techdata.pdf(3.7Mバイト)
関連ファイル-https://github.com/vintagechips/emuz80
プリント基板頒布元-EMUZ80専用プリント基板
雑誌投稿(ボツ)記事PDF-EMUZ80の設計と製作(3.8Mバイト)
EMUZ80は虫のいい目標を達成するためにソフトウェアで多くの働きを実現している。そのソフトウェアは、ボクの力量不足で、速度に対する配慮がない。往年のCPUを現在のマイコンで動かす試みは界隈に素晴らしい先例が多数あり、精通した人も多いと思う。ボクのソフトウェアにあきれて、つい手本を示してくれちゃったりしたら嬉しい。
[2022/3/17追記]
入れ替え可能なソフトウェアが発表されましたら、順次、関連ファイルの配布元に追加いたします。emuz80_pic_~.hexは入れ替え可能なソフトウェアです。お好みでご利用いただくとともに、ソースをご覧になってアプローチの違いをお楽しみください。
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初めてコメントいたします。
マイコン関係の業界から離れて20年以上経つ定年近くの老人です。
1981年頃は大学生で、MZ80Cに夢中になっていたものです。
webでMZ80関係のサイトが沢山あることを知り、懐かしんでいたのですが、EMUZ80関連の情報に興味を持ち、購入して楽しんでいます。とても安価なので気楽に出来ますね。
PICマイコンには初めて触れるので敷居が高いですが、CLCはEMUZ80の要なので内容を理解するまでがんばりました。アセンブラはまだ敷居が高くて放置・・・
購入したのはQ43ではなくてQ84だったので、Q84に合わせてメモリ領域を拡張しました。ROM48K、RAM12Kとなっています。CLCもフル使用しました。
basicとunimonを合わせていらっしゃる方もいましたので、私も同様に組み込みました。ROM48Kなのと大容量(笑)なので、unimonに簡易ランチャーを組み込んであります。unimonはhexファイルのロードが出来るので、毎回snapを使わなくてもz80のソフトが動かせるのがいいです。z80楽しいですね!!
久々に夢中になっております。今後unimonの機能をアップしたいなと考えています。
それで、せっかくだから、成果を公表したいなぁと思ったのですが、小生、サイトもツイッターもフェイスブックもやっておりません。とりあえず、コメントを残しておきます。
よろしくお願いします。
本田 昭人さん、コメントありがとうございます。EMUZ80を楽しんでいただけたようで私も嬉しいです、公開した甲斐がありました。みなさん成果の第一報はツイッターに上げているようです。いずれ気が向きましたら、そちらのほうも挑戦してください。きっと歓迎されます。
返信ありがとうございます。SNSはラインくらいしかやってませんでしたが、老体を鼓舞してツイッター登録してみました。Githubも知らなかったのですが、アカウントも取得しました。20数年経つと開発環境の変化がすさまじいものになっているんだなぁと、実感です。すごい田舎者になった気分です。実際、田舎者ですがw
すごい先輩方が沢山いるので、今さら情報アップするのも恐縮ですが、がんばってアップしていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。