SBC6809でMS-BASICが動いた

昨年の年末、Grant’s 6-chip 6809 computerで6809のMicrosoft BASICが公開されていることを発見。うちのSBC6809が出張に出たまま帰ってこないので誰か移植してくれないかなと呼びかけたところ、tomi9jpさんがやってくれた。同じサイトの別のページにあるもうひとつの小さめなBASICをもとに、6850のアドレスと初期化に使う値を変更するだけで動いたという。居ても立ってもいられず、ワケアリで出荷できなかったプリント基板を修正して使い、SBC6809を組み立てて検証した。

basic9

長い変数名や文字列変数が使え、浮動小数点計算をやる。このあと行番号を振り直すRENUMや実行行番号を表示するTRONなども動くことを確認。凄い、昔のパソコンと同じMicrosoft BASICが1枚のプリント基板で動いている。サウンドやカセットテープなど、どうせSBC6809が対応しない機能は削除されていてサイズはぴったり8Kバイト。美しい!

BASIC9_HW

SBC6809用に修正したソースとバイナリの一式をBASIC9.zipの名前でOneDriveに置いておく。書き込み済みROMを販売したいところだが、Microsoftが怒るだろうからやらない(度胸があったら販売してみてね)。紫外線消去型EPROMの書き込み装置を持っていない人は若松通商でフラッシュメモリHN58C256P-20を買ってArduinoかなんかで書き込みを試みてはいかがだろうか。頑張ってみる価値はあると思うぞ。

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SBC6809でMS-BASICが動いた への4件のフィードバック

  1. かわかわ より:


    動きました!

  2. ピンバック: SBC6800/SBC6809ルーズキットを動かす | レトロな雰囲気

  3. ピンバック: SBC6809開発環境 – なんとか家を建てる

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