デジットのジャンク基板もう2枚を動かした

大阪・日本橋のデジットで大安売りされていたらしいジャンクのマイコンボード、前回の投稿のあとさらにもう2枚をT.Tomo JE6LVE/JP3AELさんから頂いてしまった。写真のKBC-Z11とTMP68301基板(正式名称不明)。どうもすみません、ありがとうございます。てわけで関東在住であるにもかかわらず工作机周辺がデジットのジャンクだらけになっている。

KBC-Z11のCPUはTMPZ84C011で、Z80とCTCと独自設計のポートをいっぱい持っている。蔵書の『プロセッサ』に解説があって、たちまちLチカのプログラムが完成。しかし、コネクタのピン配置とジャンパの設定を調べる作業に難航。写真を撮ってパターンをなぞるんだけど、何でまたこんなところにべったりとシルク印刷しちゃうかね。

なぁんて愚痴を言っているうちに前回と同様、みかんとひよどりさんが調査結果を公開してくれた。いやボクもそれなりのところまでは調べたんだけど、結局、果報は寝て待て、になっちゃった。プログラムを27256に書き、JP3のH側にジャンパを挿し、組み込みLEDでLチカに成功。シリアルがないCPUだからこれがすべて。はいミッションを完了。

TMP68301基板のCPUは68kと制御信号設定機能とシリアルとパラレルを組み込んだ凄いやつ。自慢じゃないけどボクは68kをまったく知らないから動かすのは無理、そのうちやってみる、なんて言ってたらcomonekoさんがちゃっちゃと動かしてROMのジャンパ設定RAMのジャンパ設定を教えてくれた。両方とも32Kバイトのタイプだとこんな感じ。

こうなったらもう他人の褌で相撲を取るわ。comonekoさんのプログラムをほぼそのままパクり、パラレルでLチカに成功。68kのプログラムを初めて書いた記念にソースをGistへ貼っておく。まだシリアルを動かしていないが、それは昔ながらの格好をしていて現在のパソコンだとつなぎにくいため先送り。てことでさしあたりのミッションを完了。

ことによっては廃棄されていたかもしれない基板で規則正しく点滅するLEDは、ちょっと感動的な光景だね。基板を進呈してくれたT.Tomo JE6LVE/JP3AELさん、KBC-Z11の情報をくれたみかんとひよどりさん、TMP68301基板のLチカでボクのやる気スイッチを押したばかりか最後は褌まで貸してくれたcomonekoさんに改めてお礼申し上げます。

カテゴリー: 68000, Z80 パーマリンク

デジットのジャンク基板もう2枚を動かした への2件のフィードバック

  1. TAKA より:

    >TMP68301基板(正式名称不明)
    共立電子産業製”MIC01/S”ですね。
    マニュアルは製本版しかないかも。
    68000版の”MIC68K”や、別売のモニタやBASICにもお世話になりました。

    • vintagechips より:

      TAKAさん、こんにちは。情報ありがとうございます。正式名称と概要を教えていただいて今後の調査の手掛かりができました。並行して68kの勉強をしなければなりませんね。

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