SD8031のハードだけ完成

日本電気が1979年に発売したパソコンPC-8001をいまだ後生大事に持っている。使う面白さはもう十分に味わって、ここ数年は電子工作の対象。その一環として製作した拡張基板のひとつが下に示すSD8031。フロッピーディスクドライブPC-8031のエミュレータでフロッピーディスクのかわりにSDカードを使う。見た目はまあまあカッコいいでしょ。

ファームウェアの開発効率を考慮してマイコンはATmega32A、回路の要所はMightyCore互換。したがってこちらの説明にしたがいArduino IDEが対応するし同ライブラリが使える。マイコンにブートローダを書き込むところが難関かと思うが、みんな持ってるTL866で書き込めた。これでSDカードの取り扱いもポートの振り方も自由自在(のはず)。

※画像の回路図をクリックするとPDFの回路図が開きます。

USB-シリアル変換アダプタとGroveがつながるようになっていて電源をこれらまたはACアダプタからとる。複数からとると炎上するのでUSB-シリアル変換アダプタの電源はソルダパットで切断できるようになっている。ちなみにUSB-シリアル変換アダプタのコネクタ取付穴は径を間違えている(配線のゆがみもある)が力任せに押し込めば挿さる。

ハードウェアに誤りがないことを確認するため豊四季タイニーBASICのArduino版をアップロードして起動に成功。このときのソースは紛失してしまったので配布できないがUnoのソースがあらかた通ったように記憶しているから必要になったらまた作ろうと思う。

さあファームウェアを作るぞというところでふと気付いたのだが、PC-8001にはこれが直接つながるコネクタが見当たらない。調べてみると中間に拡張ユニットか専用インタフェースを挟むらしい。そんなものは持っていないので開発にあたり動作確認ができない。ということで続きはまたいつか。はい、いつもどおり行き当たりばったりでやってます。

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